気象庁によりますと、本州付近は広い範囲で高気圧に覆われ、晴れて気温が上がっています。

午後2時までの最高気温は
▽群馬県桐生市で35.4度
▽兵庫県朝来市和田山で35.2度
▽茨城県大子町で35.1度と35度以上の猛暑日となりました。

また
▽京都市で34.8度
▽鳥取市で34度ちょうど
▽東京の都心で31.7度などと
各地で30度以上の真夏日となっています。

この時期は、まだ体が暑さに慣れていないため、我慢せずにエアコンを使用したり、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給したりするほか、屋外で活動する際は長時間の作業や激しい運動を避け、適切に休憩を取るなど、熱中症対策を心がけてください。

一方、前線の影響で、沖縄県や鹿児島県の奄美地方では大気の状態が非常に不安定になっていて、午前中には沖縄本島地方でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

その後も沖縄県には発達した雨雲が流れ込んでいるほか、沖縄本島地方では今週前半から断続的に激しい雨が降り続いていて、今月10日の降り始めから14日午後2時までに降った雨の量は
▽南城市で441ミリ
▽那覇市で429.5ミリにのぼっています。

これまでに降った雨で沖縄県では、土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

沖縄県と鹿児島県の奄美地方では、このあとも大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

15日、昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽鹿児島県の奄美地方で120ミリ
▽沖縄県で100ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。

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