6月14日(金)の近畿地方は京都市などで35度以上の猛暑日となり、この時期としては異例の暑さとなりました。土日は不快な蒸し暑さが続くでしょう。
15日(土)の日中の最高気温は、大阪で31度、京都は32度、豊岡で33度の予想です。前日より気温は低くても湿度が高い分、熱中症の危険度は豊岡や舞鶴で前日と同じ「厳重警戒」レベルです。京阪神は前日より1つ下の「警戒」ですが、こまめに水分補給をするなど、油断せずに熱中症対策をするようにしてください。
暑さが続く見通しに変わったのは、天気の崩れが限定的となるためです。現在、沖縄や奄美地方に停滞している梅雨前線は、当初の見通しほどは北上しない見込みです。15日の午前中は晴れ間があるでしょう。夕方以降は南部で雨が降り、雨雲がさらに北へ広がれば、中部でも夜に弱い雨の降る所がありそうです。
16日(日)の午後は北部中心に雨が降り、短時間ながら本降りとなる所があるでしょう。京阪神でも雨の降る心配があります。土日とも基本的には雨が降っても“通り雨”程度で、晴雨兼用の傘が活躍しそうです。
朝の最低気温は22度くらいで、窓を閉め切っていると、やや寝苦しく感じられそうです。16日も最高気温は、30度以上の真夏日となる見込みです。
近畿地方では、これから10日ほどかけて、“ユルっと”梅雨の季節へ移り変わるイメージです。梅雨入りの発表はさらに来週に遅れそうですが、来週後半は断続的に雨脚が強まり、いきなり梅雨が“本気モード”となる心配があります。梅雨入り前に大雨への備えを確認しましょう。
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