輪島市の酒店「酒ブティックおくだ」は地震で建物が一部壊れたほか、商品の酒およそ300本が棚から落ちるなどの被害を受けましたが、商品の仕入れなどが終わり5月から営業を再開しています。

16日は午後から父の日のプレゼントを求める人が多く訪れ、地震のあと、能登地方の酒蔵が全国の酒蔵の協力を得て作った地酒などを詰め合わせた「能登の酒を止めるな!セット」が人気を集めていました。

炊き出しのボランティアに来ていた富山県の40代の女性は「少しでも被災地の支援につながればと思い買いました。父は観光で石川県に遊びに来たことがあるので、能登の風景を思い出しながら飲んでほしいです」と話していました。

また、中能登町に住む父親へのプレゼントとして買ったという輪島市の40代の女性は「地元の酒店を支えたくて買いにきました。離れて住む私たちのことを心配しているので、『大丈夫だよ』という気持ちを込めて届けたいです」と話していました。

夫婦で店を営む奥田綾里さんは「お酒を買っていただくと酒蔵や私たち酒店にとって大きな支援につながります。能登のお酒を楽しんでほしいです」と話していました。

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