気象庁によりますと、太平洋側にのびる前線や前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、この時間は沖縄・奄美や九州を中心に局地的に雨が強まっています。

午前4時までの1時間には▽沖縄県渡名喜島で55ミリの非常に激しい雨を観測したほか▽宮崎県えびの高原で39.5ミリの激しい雨を観測しました。

これまでに降った雨で鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

災害の危険度が急激に高まる可能性

このあと低気圧は発達しながら東よりに進み、前線の活動が活発になる見込みで沖縄・奄美から東日本では大気の状態が非常に不安定になり局地的に雷を伴って猛烈な雨が降るおそれがあります。

特に、高知県と徳島県、愛媛県、香川県では昼前にかけて線状降水帯が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全の確保に努めるようにしてください。

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