気象庁によりますと、本州にのびる前線の影響で西日本から東日本では大気の状態が不安定になり、この時間は九州北部や中国地方で局地的に雨雲が発達しています。
午前9時40分までの1時間には山口県下関市で53.5ミリの非常に激しい雨が降りました。

九州ではところによって先月26日の降り始めから2日午前8時までの雨量が300ミリから400ミリを超える大雨となっています。
これまでに降った雨で福岡県と山口県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

前線の影響で西日本と東日本では、2日も大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

3日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽中国地方で100ミリ、
▽九州北部と近畿、北陸で60ミリ、
▽四国と東海で50ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに、ひょうにも注意するよう呼びかけています。

九州を中心に地盤が緩んでいて、今後、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため、雨が弱まった地域でも斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

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