米津龍一気象予報士:
あすのお天気ポイントはこちら。
今年一番の猛暑となりますので熱中症はより警戒が必要です。
なぜそこまで暑くなるのかを説明します。
日本の南に高気圧、山梨の北には梅雨前線と、きょうと同じようなパターンです。
高気圧からこの前線に向かって時計回りに風が吹きますから、暖かく湿った空気が流れ込みます。
この前線の近くでは雲が広がりやすい状況となりますので、朝のうちはきょうと同じように雲がかかる見込みです。
ただ、きょうと大きく違うのは、この前線がだんだん弱まる見通しで、雲がだんだん取れてくるんです。
そうなると日差しが届く形となりますので、次第に晴れて猛暑となりそうです。
特にどの時間帯で注意が必要なのか、あす30度以上の時間帯を見ていきますが、その前にまず予想最高気温をご覧ください。
甲府で37℃予想、勝沼39℃、南部38℃の予想が出ています。ですからきょうと比べて3℃から5℃近く高くなる予想です。
もう朝9時頃から30℃を超える予想でして、正午ごろからは35℃を超えて午後7時まで35℃近くある可能性があります。ですから、さすがに雲が出るとここまで上がらないにせよ、きょうより気温が上がるのはほぼ間違いないと思いますので、今年最大限の熱中症対策をお願いします。
外に居るときに熱中症対策をしておけば良いんだろうという方も多いと思いますが、こちらをご覧ください。
これは山梨県の去年の熱中症の発生場所ですが、4割を占める場所は実は住居ということなんです。きょうのニュースでもありましたが、熱中症の搬送者数が県内で6人出ました。そのうちの半分がこの住居だったんです。
ですから、くれぐれも室内にいたら、迷わず積極的にエアコンを使用してください。
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