気象庁によりますと、本州付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。
この時間は近畿や四国で雨雲が発達していて、午前6時までの3時間に
▽神戸市の神戸空港で45ミリ、
▽和歌山県の葛城山で44ミリ、
▽松山市で30ミリの雨が降りました。
前線は13日にかけて停滞し前線上を低気圧が東に進むため、西日本から東日本にかけて大気の不安定な状態が続き、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
13日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽九州南部で120ミリ、
▽関東甲信、東海、近畿、四国、九州北部で100ミリと予想されています。
大雨となったところでは地盤が緩み、今後、少ない雨でも災害の危険度が再び高まるおそれがあります。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
また落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
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