津波フラッグは、津波に関する警報や注意報が発表された際、聴覚に障害がある人や、遊泳中でサイレンが聞き取りづらい人に避難を呼びかける旗で、赤と白の格子模様がデザインです。

13日、海開きした横浜市の海水浴場では、津波フラッグを使った避難訓練が行われ、子どもたちや保護者らおよそ100人が参加しました。

訓練は、大津波警報が発表された想定で、参加者は津波のおそれを知らせるサイレンが鳴ったあと、ライフセーバーたちが振る津波フラッグを目印に、砂浜から避難場所に指定されている敷地内の広場までかけ足で移動していました。

気象庁によりますと、津波フラッグの運用は4年前から始まり、ことし2月の時点で、海水浴場を持つ全国の自治体のおよそ6割にあたる255の市町村で導入されているということです。

参加した小学生の女の子は「フラッグを見たことはなかったけれど、赤と白が見やすかったので本当に津波があったときに避難しやすいと思った」と話していました。

横浜地方気象台の九谷幸子南海トラフ地震防災官は「津波フラッグの存在を知ってもらって、このフラッグが見えたらすぐに避難をしてほしい」と呼びかけています。

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