去年7月14日から16日にかけての記録的な大雨では秋田県内で18の河川が氾濫するなどして、五城目町で水につかった車内で1人が亡くなったほか、秋田市は今月、大雨のあと体調を崩して亡くなった2人を災害関連死として認定しました。

また、住宅への被害も大きく
▽全壊が11棟
▽半壊が2921棟
▽一部損壊が29棟
▽床上浸水が719棟
▽床下浸水が3695棟の
合わせて7375棟が浸水などの被害を受けました。

大雨から1年がたち、住宅被害への自治体などによる支援が進む一方で、被害が大きかった秋田市の社会福祉協議会には先月、298件の相談が寄せられ、なかには「修復工事の依頼が業者に殺到し、工事が進まないままいまも住宅に住めずにいる」とか「資金面への不安から復旧に踏み出せない」などの声があったということです。

また、浸水した空き家は秋田市だけで少なくとも198棟にのぼり、なかには大雨のあと、住民が離れて修復されないまま残された空き家もあるとみられるということで、1年がたったいまも復旧作業の終わりが見えない状況が続いています。

秋田県は「支援金の制度のなかには受け付け期間が延長されたものがあるので、自治体と連携して周知をしながら、被災者のサポートを続けていきたい」としています。

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