2004年7月に起きた「新潟・福島豪雨」では、新潟県で雨量が400ミリを超える記録的な大雨となり、15人が亡くなり、住宅およそ1万4000棟に被害が出ました。

豪雨から20年となる13日、3人が犠牲となった旧中之島町、今の長岡市中之島地区の公園で式典が行われ、地元の住民など70人が黙とうして犠牲者を悼みました。

この豪雨では、地域にあった保育所が2メートル近く浸水して、園児らが屋上からヘリコプターで救助され、式典には当時働いていた保育士や、無事助け出された男性も出席しました。

保育士の大橋奈緒子さんは「救助隊の方々が、園児一人ひとりをしっかりと抱き抱えて救助していた光景は、今でも忘れられません。全員の命を助けていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを述べました。

また、会場には献花台が設けられ、訪れた人たちが花を手向けたり、手をあわせたりしていました。

式典を主催した団体の原田敏さんは「水害の教訓を今の子どもたちにも伝え、災害時にはどうすればいいか考えてもらえるような活動をしていきたい」と話していました。

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