西日本から東日本にかけて、梅雨の大雨に警戒が必要です。15日は梅雨前線が対馬海峡付近から山陰沖、東日本を通って、日本のはるか東に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで、引き続き大気の状態が非常に不安定となるとみられます。

【九州南部・北部】
九州南部では、降り始めからの雨が500ミリを超えているところがあります。宮崎県えびの市えびの高原で408ミリ、鹿児島県さつま町紫尾山で544ミリ(※欠測値を含む)。熊本県水俣で401.5ミリ、人吉で373.0ミリ。長崎県五島市木場町で394.5ミリ、福江空港381.5ミリなどとなっています。

16日午後0時までに予想される24時間降水量は多い所で、
宮崎県 100ミリ
鹿児島県(奄美地方を除く) 120ミリ
山口県  80ミリ
福岡県 100ミリ
佐賀県 100ミリ
長崎県 120ミリ
大分県  80ミリ
熊本県  80ミリ

近畿の中部南部で『警報級の雨』可能性も

【中国地方】
中国地方では、15日夜のはじめ頃にかけて大雨となる見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、15日夜のはじめ頃にかけて土砂災害や浸水害、河川の増水に十分注意してください。

16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
山陽 80ミリ
山陰 80ミリ

【近畿】
近畿地方では、15日夜遅くにかけて、引き続き大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。午後は前線の活動が活発となる見込みで、夜遅くにかけて、雨雲が予想より発達したり停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

16日午前6時までに予想される24時間降水量は多いところで、
大阪 80ミリ
兵庫北部 70ミリ
兵庫南部 80ミリ
京都北部 60ミリ
京都南部 60ミリ
滋賀北部 60ミリ
滋賀南部 60ミリ
和歌山北部 80ミリ
和歌山南部 80ミリ
※近畿中部 80ミリ
※近畿南部 80ミリ

北陸 関東甲信でも大気不安定

【北陸】
北陸地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、北陸地方では雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
新潟県 60ミリ
富山県 60ミリ
石川県 60ミリ
福井県 50ミリ

【関東甲信】
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、15日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東地方北部 60ミリ
関東地方南部 70ミリ
甲信地方   60ミリ

17日(水)の雨シミュレーション

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