広島市中区 7月21日午前10時半ころ

21日午前11時、気象庁は中国地方と近畿地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。いずれも平年よりも2日遅く、去年より5日遅い梅雨明けです。

きょう午前中、広島市中心部は多少の雲は出ていますが青空が広がっています。

夏の高気圧の勢力が強まり、梅雨前線は北へと押し上げられて活動が弱まっています。この先1週間は、湿った空気などの影響で雲の広がる日もありますが、南からの高気圧に覆われて晴れる日が続くとみられることから梅雨明けの発表となりました。

ことしの梅雨の期間は中国地方は29日間、近畿地方は30日間となり、平年(43日間)に比べると「短めの梅雨」となりました。これは梅雨入り発表が近畿地方で6月21日、中国地方で6月22日と平年(6月6日)より2週間以上も遅くなったためです。

一方で梅雨の期間は短かったものの、雨量は平年に比べて多くなっています。

中国地方
梅雨期間降水量(6月22日から7月20日まで)(速報値)
    降水量(ミリ)平年値(ミリ)
西郷  422.0  248.1
松江  526.0  265.2
境   403.5  249.0
米子  416.0  258.1
鳥取  378.5  206.7
浜田  376.0  273.7
津山  359.0  255.0
広島  470.0  312.9
呉   406.5  289.4
福山  303.0  228.0
岡山  287.0  206.3

近畿地方
梅雨期間降水量(6月21日から7月20日まで)(速報値)
    降水量(ミリ)平年値(ミリ)
豊岡  333.5  215.2
舞鶴  318.5  223.6
京都  274.0  265.1
彦根  521.0  252.3
姫路  272.0  211.7
神戸  335.0  228.0
大阪  359.0  217.1
洲本  346.5  221.2
和歌山 363.0  213.5
潮岬  377.0  355.9
奈良  397.0  210.3

今週は晴れて厳しい暑さとなります。昼間は35℃以上の猛暑日、夜中も気温が下がらずに熱帯夜が連日続く所が多くなる予想です。熱中症などには十分ご注意ください。

また今週は大型の台風3号が発達しながら北上する予想です。25日には非常に強い勢力となって沖縄方面を直撃するおそれが出ています。今後の最新情報にご注意ください。

【詳しく見る】台風3号は今後非常に強い勢力へ 進路予想 雨・暴風シミュレーション(26日まで)

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