手軽に涼を求めて 猛暑で大活躍「携帯用扇風機」の落とし穴

各地で続々と梅雨明けの発表がありますが、これから待っている真夏の猛暑に便利なのが「携帯用扇風機」。場所を問わずに手軽に涼しくなれるということで人気で、街中でも使ってる人をよく見かけます。

街の声
「ずっと当てて歩いています。ないと困りますね、さすがに」
「快適っすね。毎日持っています」

ただ、その手軽さの一方で、使う時に注意が必要なことも…。

落としたり、雑に扱ったりしてバッテリーが強い衝撃を受けると、バッテリー内部がショートするなどして破裂や発火につながります。

製品の安全調査などを行う「NITE」によると、携帯用扇風機の事故は、2019年度からの5年間で51件報告されています。

こんな時は使用中止してください。
・おかしな音がする
・充電ができない
・急に電源が切れる
・充電中に熱くなる
・バッテリーが変形など

また、あまりに暑すぎる日に使うと逆効果になることも。35℃を超えるような猛暑の屋外で風を送ると、ドライヤーを当てているのと同じような現象になります。

汗は蒸発しにくく、熱中症になりやすくなるのです。使用する際には、ぬらしたタオルやハンカチと一緒に使うと効果的です。

モバイルバッテリーも“爆発” 炎天下の車内に放置で

そして猛暑といえば、もう一つ気をつけたいのが、炎天下の車内です。夏の暑い日に、車の中にスマートフォンなどの充電に便利な「モバイルバッテリー」を放置すると、膨張してしまい発火することがあるのです。

真夏の車内は、直射日光が当たるとダッシュボードの上は、70℃を超えることも。そこにモバイルバッテリーなど、熱に弱いリチウム電池を置いておくと、発火する恐れがあります。

これらは便利なグッズですが、猛暑での使用は注意して本格的な夏を迎えてください。

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