千葉県市原市の牛久では、午後0時半すぎに39度ちょうどを観測し、ことし一番の暑さとなりました。

市内を走る小湊鐵道の上総牛久駅前では、日陰のベンチで休んだり日傘をさして歩いたりする人の姿が見られ、市内に住む80代の女性は「暑くて外に出られません。こうして話しているだけで汗が噴き出てきます。数日前に知り合いが熱中症になったと聞いて、外出するのがおっかないです」と話していました。

市内では、ことし「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まったのに合わせて冷房が効いた公民館や民間の薬局など35か所が「クーリングシェルター」に指定されていて、特別警戒アラートが出ていなくても利用することができます。

このうち市原市牛久にある南総公民館には23日午後3時ごろ、住民10人ほどが訪れ、本を読んだり趣味の将棋をしたりして、涼しい室内で暑さをしのいでいました。

高校1年の男子生徒は「近くに住んでいてよく利用しています。こうした環境があると気軽に涼めるし、勉強もしやすいので非常にありがたいです。これからもこういう場所が増えていってほしい」と話していました。

南総公民館を運営する団体の代表を務める山本義雄さんは「ことしの暑さは異常です。熱中症対策の一つとしてぜひ気軽に利用してほしい」と話していました。

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