大型で非常に強い台風3号が接近した与那国島・八重山地方。徐々に遠ざかる進路を取っていますが、引き続き暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要です。
大型で非常に強い勢力の台風3号は24日午後6時現在、与那国島の西南西110キロの位置にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。
中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、勢力を維持しながら中国大陸方面へ進む見込みです。
与那国島では午後2時前に最大瞬間風速50．2メートルを観測するなど、猛烈な風が吹きました。
石垣島では断続的な強い風と猛烈な雨の影響で、家屋の屋根が一部剥がれ落ちたり、カーブミラーが折れたりする被害が確認されました。
県内では午後5時現在八重山地方を中心に1480戸が停電していて石垣市では、停電の復旧作業にあたる作業員の姿が見られました。
台風は沖縄から遠ざかりつつありますが石垣島と周辺離島を結ぶ海の便はあすまで全便欠航が決まるなど先島諸島を中心に影響が続いています。
また、空の便も先島諸島を発着する便を中心に25日までに326便の欠航がすでに決まっていて、1万4000人あまりに影響が出ています。
八重山地方では24日夜も依然として非常に強い風が吹いていて、沖縄気象台が暴風や高波、高潮、土砂災害などに厳重に警戒するよう注意を呼びかけています。
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