気象庁によりますと、大型で強い台風3号は沖縄県の与那国島の西南西の海上を西へ進んでいます。
八重山地方は暴風域を抜けましたが、石垣島地方に台風本体の発達した雨雲がかかり続け、気象庁は25日午前1時7分、「線状降水帯」が発生したとして『顕著な大雨に関する情報』を発表しました。
午前1時半までの1時間には沖縄県西表島の上原で63.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
気象庁は命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、厳重に警戒するとともに、安全を確保するよう呼びかけています。
また、沖縄県内では24日、▽与那国島で午後1時51分に50.2メートル、▽石垣市登野城で午後4時19分に35.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
八重山地方では引き続き風の強い状態が続く見込みで、25日予想される最大瞬間風速は▽八重山地方で35メートル、▽宮古島地方で30メートルとなっています。
沿岸の海域はうねりを伴い猛烈なしけとなっていて、26日にかけて▽八重山地方で9メートル、▽宮古島地方で8メートルのと予想されています。
気象庁は暴風や高波にも警戒を続けるよう呼びかけています。
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