湯沢市桑崎地区では、先週の大雨で小比内沢川が増水し、上流から流れてきた石や木で流れがせき止められ、用水路に大量の土砂が流れ込みました。
用水路はおよそ400メートルにわたって土砂で埋まったり、のり面が崩壊したりする被害が出て、農業用水を流すことができない状態だということです。
用水路を管理する湯沢雄勝土地改良区によりますとこの用水路は75の農家が合わせて70ヘクタールの水田などで活用しているということです。
コメ農家からはこれから穂が出て実が成熟する大事な時期となるうえ、暑さが厳しくなるだけに、十分な農業用水を確保できなければ、コメの生育に影響が出るのではないかと懸念の声が上がっています。
土地改良区では復旧工事を行うとともに別の川から水をくみ上げて供給することも検討することにしています。
コメ農家の佐藤久男さんは「水を最も必要とするときなのでこのままでは収穫量に大きな影響が出てしまう。気温が高いときに水をかけ流し田んぼを冷やすことも必要だ。早く直してほしい」と話していました。
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