東京都監察医務院によりますと、東京23区で7月、熱中症の疑いで死亡したのは、速報値で40代から90歳以上の合わせて123人で、7月に100人を超えるのは2018年以来となります。

屋内で亡くなった人のうちエアコンを設置していたものの使っていなかったケースが79人、設置していなかったケースが28人でした。

また、東京消防庁によりますと、7月1日から28日までに、熱中症の疑いで救急搬送された人は速報値で3647人に上り、去年の同じ時期より573人増えています。

このうち、東京・府中市で日中の最高気温が39.2度となった7月8日には最も多い304人が搬送されました。

熱中症患者の増加に伴って救急車の出動も過去最多のペースとなっていて、東京消防庁はのどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、対策を徹底するよう呼びかけています。

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