富山県は7日、気温や湿度が高く食中毒の発生しやすい気象条件になっているとして、今年2度目の食中毒注意報を発表しました。8月6日までの食中毒の発生件数が去年より多く、県はお盆の時期を前に食品や調理器具の衛生管理に注意するよう呼びかけています。

富山県の食中毒注意報の発表期間は8月7日から9日までの3日間です。

7日の富山市の気温は午前9時で30℃、湿度が76パーセントで、食中毒注意報の「基準2」である “気温30℃以上、湿度70パーセント以上が6時間以上継続すると予想される” として発表されました。

富山県は食品の衛生管理について
▼食品を中心部まで加熱すること
▼調理器具から野菜や加熱済みの食品を汚染しないよう洗浄、消毒を徹底すること
▼生鮮野菜は冷凍庫や冷蔵庫で保管すること
▼調理した食品は室温で放置せず早く食べること
▼野菜や果物は流水で洗うこと、特に魚介類は腸炎ビブリオに汚染されている可能性が高いため真水でよく洗うこと、などを呼びかけています。

富山県によりますと、今年の食中毒は8月6日時点で、前年同期に比べ6件多い14件、患者は42人多い65人と大きく上回っています。

また富山市では男女4人がボツリヌス症となる食中毒もあり、お盆の時期を前に食中毒の予防策が重要となっています。

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