先月の記録的な大雨で、酒田市大沢地区の一部の集落では、近くの山を流れる川から大量の土砂や木が住宅に流れ込むなどして、大きな被害が出ました。
このうち、この集落で60年ほど暮らす相蘇隆治さんは、自宅の1階部分が土砂で埋まり、手がつけられない状態だったことから、避難所での生活を余儀なくされました。
大雨からおよそ2週間、相蘇さんは自宅の再建を諦めておよそ20キロ離れた酒田市中心部に引っ越すことを決め、転居先に持って行くふとんや祖母の写真など最低限の荷物を自宅から運び出していました。
相蘇さんは「未練はあるが、自分の力ではどうすることもできなかった。一度リセットして、自分の人生を私なりに楽しみながら暮らしていきたい」と話していました。
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