目黒区では親子とみられる2人が死亡

13日午前11時半ごろ、目黒区碑文谷に住む親子の親戚から「連絡が取れないので安否の確認をしてほしい」と警察署に相談がありました。

警察官が駆けつけたところ、70代の母親と40代の息子とみられる2人がリビングのソファーや床に倒れていてその場で死亡が確認されました。

発見当時、扇風機は動いていましたがエアコンは使用していなかったということで、警視庁は室内や遺体の状況から、熱中症の疑いもあるとみて調べています。

江東区では高齢夫婦とみられる2人が死亡

一方、今月8日には、東京 江東区東砂にある都営アパートで高齢の夫婦とみられる2人が死亡しているのが見つかり、解剖の結果、熱中症で死亡した疑いがあることがわかりました。

警視庁によりますと民生委員から「新聞がたまっていて、ノックをしても出てこない」と通報があり、警察官が駆けつけたところ、90歳の夫と87歳の妻とみられる2人が居間のベッドや台所でそれぞれ倒れていたということです。

発見当時、部屋の窓は開いていて、居間にはエアコンが設置されていましたがふだんから使用している形跡はなかったということです。

江東区の都営アパートで亡くなったとみられる夫婦2人と連絡が取れないとして、警察に通報した民生委員の女性は、「別の住人から、『新聞がたまっている部屋がある』と連絡を受けて来てみたところ、部屋をノックしたり、電話をかけたりしても反応がなかったので警察に通報しました。奥さんは家にいることが多いが旦那さんは都営アパートの役員をやるなど活発な人でした。2人とも最近まで元気にしていたので、ただただ驚いています」と話していました。

夫婦2人と同じ階に住む80代の女性は「2人が亡くなったと聞いて驚きました。クーラーを使っていなかったということで、自分も気をつけようと思いました」と話していました。

警視庁などは、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして対策を徹底するよう呼びかけています。

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