「長期避難世帯」は、避難を続けなければならない住民が、全壊した世帯と同じ支援を受けられる制度で、生活再建の支援金として最大300万円が支給されます。

石川県は、能登半島地震の影響で土砂災害のおそれがあり、避難指示が出されている穴水町の、川島、由比ヶ丘、地蔵坊の合わせて44世帯について、新たに「長期避難世帯」と認定しました。

県によりますと今後、対策工事は行われますが、工事を終えるまで少なくとも2年から3年はかかるとみられ、44世帯の住民は認定が解除されるまでは自宅に戻ることができません。

能登半島地震による「長期避難世帯」は、石川県内では、輪島市と珠洲市、能登町、津幡町、それに穴水町の合わせて185世帯となりました。

石川県は「被災者が適切な支援を受けられるよう、今後も市や町からの申し立てがあれば速やかに確認を進め、認定していきたい」としています。

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