東日本や西日本では20日も各地で気温が上がっていて20日午前11時までの最高気温は
▽福岡県久留米市と群馬県高崎市で35.4度
▽大分県豊後高田市で35度ちょうどなどと
猛烈な暑さになっています。

また、
▽福島県伊達市で33.4度
▽東京の都心で33.2度と
厳しい暑さとなっています。

日中の最高気温は
▽熊本市と大分県日田市で38度と
危険な暑さが予想されているほか
▽さいたま市や前橋市、松山市で35度などと
猛烈な暑さが予想されています。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、東北から九州・沖縄にかけての23の都府県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

埼玉 熊谷 地域の民生委員が熱中症への対策呼びかけ

この夏も厳しい暑さが続いている埼玉県熊谷市では、熱中症で搬送された人のうち高齢者が半数を超えていることから、市は地域の民生委員を通じて暑さ対策を呼びかけています。

このうち、佐谷田地区の民生委員、大野伸広さん(75)は、週に1回程度、地域のお年寄りの家を訪れています。

20日も午前中から気温が上がる中、大野さんは麦わら帽子をかぶり、水にぬらしたタオルを首に巻いて、みずからも熱中症対策をしたうえで、お年寄りの家を自転車で訪問しました。

エアコンのない部屋で窓を開けた状態で扇風機をつけて友人と過ごしていた70代の女性には、エアコンのある場所に移動するよう呼びかけていました。

また、エアコンをつけたり保冷剤を首に巻いて過ごしていた90代の女性に対しては、水分補給をしっかりするよう呼びかけていました。

90代の女性は「ことしの夏は一日中エアコンをつけっぱなしにするなど対策を徹底しています」と話していました。

大野さんは「年々、熊谷も暑さが厳しくなっているので、これからもこまめに呼びかけして、この夏を乗り切りたい」と話していました。

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