23日9時時点で、マリアナ諸島にある「台風10号 サンサン」。

台風の"中心"が、予報円の中に入る確率は70%ですが、現時点で「関東」「東海」「近畿」「四国」「九州」までが予報円の中に入っていて、27日(火)~28日(水)にかけて、暴風域を伴ったまま、“強い勢力”で接近する可能性が高くなってきました。


台風の進路予想は、気象庁の予報を参考にしていただきたいですが、世界各国のコンピュータのシミュレーションも見てみます。

ヨーロッパ中期予報センターの上空1500m付近の強風エリアや、海面気圧の予想を見ると、28日(水)に紀伊半島に直撃した後、日本列島を縦断する予想です。

ヨーロッパ中期予報センター 27日(火)午後6時(日本時間)
ヨーロッパ中期予報センター 28日(水)午前6時(日本時間)

日本のスーパーコンピュータの予想でも見てみると、同様のルートを通りますが、接近タイミングが“やや早い”予想で、26日(月)には、台風が四国のすぐ南に位置し、湿った空気が入るため、太平洋側は大雨のおそれがあります。

日本のシミュレーションでは、紀伊水道付近を北上して、本州を縦断する予想です。

ただ、この予報はあくまで一例で、まだこのルートを通ることは定まったわけではありませんが、どのルートを通っても、西日本から東日本の広い範囲で暴風や大雨の影響が出る見込みです。

26日(火)~28日(水)にかけて、全国的に雨や風などの影響が出る見込みで、交通への影響も出るおそれがあります。

予定の変更なども検討してください。

また、週末までに、ハザードマップや防災グッズの確認、停電対策などを済ませておいてください。停電になった時に冷蔵庫の中に凍らせたペットボトルを入れておくと保冷剤代わりになるので、準備しておくとよいでしょう。

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