21日、都内で猛烈な雨が降った影響で、JR新宿駅北側にある通称・新宿大ガードの近くでは歩道にあるマンホールから勢いよく水が噴き出し、ふたが飛ばされました。

けが人はいませんでした。

マンホールを管理する都によりますと、短時間のうちに大量の雨水が流れ込んだことで、下水管内の空気が圧縮されてふたが押し出される「エアーハンマー現象」と言われる現象が起きたとみられるということです。

このため、都は近く、このマンホールについて、空気を逃がしやすい構造のふたに取り替えることにしました。

新たなふたには、長さ数センチ、幅10センチほどの穴が複数あって、これまでに同じタイプのふたは人通りの多い繁華街などを避けて、23区内でおよそ3000か所に設置されているということです。

歩行者がつまずいたり、雨が降った際に、水があふれやすくなったりするおそれがあるものの、都は「人命を最優先した」としています。

小池知事は23日の会見で「地形などを踏まえて、その場所にあったマンホールのふたを今後も検討していきたい」と述べました。

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