気象庁によりますと、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気や日中の気温の上昇の影響で、九州から東北にかけて大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。

午後1時50分までの1時間には、▽富山県の上市町東種で131ミリの猛烈な雨を観測したほか、レーダーの解析で、▽上市町付近で120ミリ以上、▽魚津市付近と滑川市付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

また、午後1時40分までの1時間には、▽上市町伊折で111ミリの猛烈な雨が降り、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表し、安全を確保するよう呼びかけています。

これまでに降った雨で、富山県と石川県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

大気の不安定な状態は25日夜遅くにかけて続く見込みで、局地的に発達した雨雲がかかり続けて、大雨となるおそれがあります。

気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や急な川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。

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