気象庁は、26日午前2時21分、栃木県に「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

気象庁によりますと、鹿沼市付近では午前2時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったことが、気象庁の雨量計観測、もしくは気象レーダー解析で分かりました。

「記録的短時間大雨情報」は、その地域にとって数年に一度しか降らないような記録的な大雨が短い時間に観測されたことを伝えるものです。この情報が発表された地域では、土砂災害や浸水、中小河川の洪水など、災害の発生に結びつくような猛烈な雨が降っています。

5段階の大雨警戒レベルのうち、避難が必要とされる警戒レベル4以上に相当する状況で発表される情報で、地元の市町村がすでに「避難指示」を発表しているか、まもなく発表するような災害発生の危険度が高まっている状況です。

特に崖や川の近くなど、危険な場所にいる方は地元市町村が避難情報を発表していないか確認し、状況に応じて、ただちに「立ち退き避難」や「屋内安全確保」など、適切な避難行動をとってください。

また、市町村が定めた避難場所などへ避難することがかえって危険な場合は、崖や沢から少しでも離れた頑丈な建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保して下さい。

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