猛烈な雨で排水が追いつかず浸水する『内水氾濫』。
河川が氾濫し市街地が浸水する『外水氾濫』とは異なり、堤防の決壊や越水もなく、マンホールや側溝から水が吹き出して市街地が浸水する状況です。
7月25日の朝にも、新潟県下越地方を襲った大雨でマンホールから水が吹き出し、新潟市内では42か所の道路が冠水。市民生活に大きな影響が出ました。
この日の新潟市中央区の3時間降水量は、7月の観測記録を更新する106.5mm。
短時間の大雨で下水道や排水施設の処理が追いつかなかったのです。
新潟市がハザードマップで想定されている雨量は、1時間あたり97mm。
事前に警戒情報が発表されない場合もあり、そんな時はどうしたら良いのか。
とっさに対応できない場合も考えられます。
そのための備えとして新潟県で紹介している『道路冠水想定箇所』では、県内の国道・県道・市町村道で“冠水が想定される場所”を知ることができます。例えば新潟市では、80cm以上も冠水する恐れのある箇所のあることがわかります。
車を運転していて急な大雨に遭遇した場合には、立体交差などをくぐる「アンダーパス」を避けましょう。
また、あらかじめ迂回路を調べておくとともに「脱出ハンマー」をすぐに使える場所に備えておくと、いざという時に安心です。
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