台風の接近に伴い、宮崎市では竜巻とみられる突風が発生し、車が横転したり屋根が壊れたりしました。
これまでに宮崎市では5人のけが人が確認されているということです。

消防によりますと、28日午後2時ごろ、宮崎市佐土原町で竜巻とみられる突風が発生しました。


(三浦功将記者)
「佐土原町にあるこちらの神社は、幹周りが3メートルはあろうかという大きな木が根元から折れておりまして、看板に直撃してしまっています」

突風により神社の境内にある樹齢300年を超える木が根こそぎ倒れました。


(広瀬護国神社 安藤定彦宮司)
「けっこうひどい。竜巻が通ったんだろう。想像以上に…どこから手をつけていいのか分からない」


このほか、住宅の屋根が壊れたり、車が横転したりする被害が出ました。

(住民)
「ごみみたいなものがいっぱい回って、くるくる回っている状態だった。それがどんどん早くなっていて。めちゃくちゃ恐ろしかった」


宮崎市佐土原町では車の横転により、70代女性がけがをして病院に搬送。
また、3人が割れたガラスや飛んできた瓦でけがをしたということです。

このほか、宮崎市では建物を補強していた80代女性が転倒し、けがをしました。


(青木裕介カメラマン)
「強風の影響でしょうか、看板がはずれ、車の上に落下しています」

また、28日正午前、宮崎市の店舗では縦およそ3メートル、横およそ8メートルの看板が駐車場に停まっていた車の上に落下しました。


店によりますと、車は従業員のもので、当時、店に客はおらず、けが人はいなかったということです。

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