２９日（木）の近畿地方は、台風の影響が大きくなってきそうです。広く雨が強まるほか、太平洋側は次第に大しけとなるでしょう。

　台風１０号は非常に強い勢力で北上し、九州に近づいています。鹿児島県には、暴風・波浪・高潮の特別警報が発表されています。木曜は勢力を保って九州にかなり接近、上陸する見込みです。近畿地方も台風周辺の湿った空気の流れ込みが一層強まり、広い範囲で断続的に雨が降るほか、局地的に激しい雨・非常に激しい雨になりそうです。

　徳島県では線状降水帯が発生し、急激に災害の危険度が高くなるおそれもあります。雨の降り方に十分お気を付けください。また、波の高さは太平洋側で４ｍのち６ｍでうねりを伴う見込みです。高波に警戒をしてください。

　予想最低気温は２５～２６℃くらい、日中の最高気温は２８～３２℃の予想です。雨の割に気温は高く、ムシムシと感じられそうです。

　台風１０号が近畿地方に最も近づくのは土曜日ごろになるでしょう。ただ、まだ進路や接近のタイミングも不確実性の高い状況です。最新の情報を確認して、週末の予定は見直しも含め、慎重に行動するようにしてください。

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