帯広行きのバスは午後5時ごろJR帯広駅に到着し、乗っていた人たちは疲れた表情でバスから降りると、JRの社員から切符の払い戻しの案内を受けていました。
旅行で週末は札幌で過ごす予定だったという芽室町の50代の男性は「バスが来なくて10時間ぐらいかかって帯広に戻ってきたことになります。旅行はキャンセルですし10時間がもったいなかったです」と話していました。
また、中学生の息子が出ている吹奏楽のコンクールを見るため娘と一緒に札幌に向かっていたという帯広市の30代の女性は「コンクールに間に合わず帰ってくることにしました。特急の停車中は娘と車内で歩いたりして過ごしていました。息子には見に行けなくてごめんねという気持ちです」と残念そうに話していました。
JR北海道によりますと、石勝線の川端駅と新夕張駅の間で午前10時までに土砂が流れ込んでいるのが確認されたということです。
JR北海道は現在、復旧作業を行っていますが今のところ、作業完了の見通しは立っていません。
石勝線は大雨の影響で午前7時半ごろから追分駅と占冠駅の間で運転を見合わせていて、復旧には時間を要するため、9月1日以降も運休が続く見込みです。
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