児童300人余りが通う宮崎市の小戸小学校では8月28日に発生した竜巻とみられる突風で校舎の窓ガラス50枚が割れたほか、高さ20メートルほどのセンダンの木が根こそぎ倒れるなどの被害が出ました。
31日まで地域の人やほかの学校の教職員などおよそ50人も加わって片付けを行い、2日から授業が再開されました。
2日朝、臨時で開かれた全校集会で濱田常義校長が「きょうを迎えられたのは一生懸命片づけてくれた地域の人たちのおかげです。ガラスの破片が落ちているところもあるので気をつけて生活してください」と児童たちに伝えました。
校舎3階の6年生の教室では割れた窓ガラス2枚の交換は終わりましたが、床などにガラスの破片が残っている可能性もあるため、児童たちは改めて粘着テープを使って掃除をしていました。
6年生の二宮柊奈さんは「いつ学校に行けるか不安でしたが、私たちのためにいろんな人が協力してくれて感謝したいです」と話していました。
この学校では音楽室など割れた窓ガラスの修復の見通しが立っていない教室も多いということで、濱田校長は「再開できてほっとしていますが、安全に配慮して学校運営にあたりたい」と話していました。
佐賀 台風影響で臨時休校の小中学校 4日遅れの始業式
佐賀市の公立の小中学校では8月29日に新学期が始まる予定でしたが、台風10号の影響で臨時休校が続き、2日に2学期の始業式を迎えました。
このうち久保泉小学校では午前7時半すぎ、夏休み明けの児童およそ140人が次々に登校しました。
体育館で行われた始業式では、はじめに中村佳代校長が「一人ひとりの努力と、みんなの協力で楽しい2学期にしましょう」とあいさつしました。
このあと児童たちは教室に戻り、2年生のクラスでは、友達との再会を喜んで腕相撲をしたり、夏休みの宿題を提出したりする姿が見られました。
男子児童は「みんなと会いたいなと思って待ち遠しかったです。2学期は算数を頑張りたいです」と話していました。
女子児童は「久しぶりにみんなと会えてうれしいです。ハウステンボスに行ってプールに入ったのが夏休みの思い出です。2学期は九九など新しい勉強を頑張りたいです」と話していました。
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