浜松市中央区にある広さ50アールの果樹園では、およそ100本の梨の木が植えられていて、このうち「豊水」という品種が収穫の最盛期を迎えています。

果樹園では、台風に備えて周りに防風ネットを張ったり、収穫を早めたりするなどの対策をとりましたが、雨や風の影響で梨の一部が落下し、2日は片づけ作業が行われていました。

また、台風の影響で大量のカメムシが山間部から果樹園に飛来したとみられ、台風のあと、カメムシが梨の実について果汁を吸うなどの被害が例年より多く確認されているということです。

果樹園では今後、例年この時期には使わない農薬をまくなどして対策を進めることにしています。

今回の台風の影響で、この果樹園の梨の生産量は例年より2割程度減る見込みだということです。

果樹園を経営する白井翔大さんは「カメムシの被害が如実に出ている。なんとか出荷できるように品質管理を続けていきたい」と話していました。

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