気象庁によりますと、関東の東から千島の東の海上に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、関東甲信では大気の状態が非常に不安定になっています。

千葉県佐倉市では午前7時20分までの1時間に50ミリの非常に激しい雨が降りました。

これまでの雨で千葉県では土砂災害の危険性が非常に高くなり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

関東甲信では4日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあります。

4日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽伊豆諸島で150ミリ、
▽関東北部と南部で100ミリ、
▽甲信で80ミリと予想されています。

これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、今後、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するよう呼びかけています。

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