日本の南には複数の熱帯低気圧 台風11号は西へ
2日夜の時点で、日本の南には台風11号と複数の熱帯低気圧があります。 このうち台風11号はこのあと進路を西寄りへと変えて、南シナ海方面に進む予想です。日本への大きな影響はない見込みです。
一方、南の海上には熱帯低気圧に伴う雲域がいくつか確認できます。このうち左側の熱帯低気圧について、アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果を公開しています。
それによりますと、現時点では特に発達する予想はなく、台風となる可能性は低い見込みです。
台風11号や今の熱帯低気圧とは別の“台風”が発生か
気象庁の週間天気支援図をみると、6日(金)以降、沖縄の周辺海域にLマークが表示されています。これは台風か熱帯低気圧である「熱帯じょう乱」が発生する可能性があることを示しています。
気象庁のアンサンブル予報の9月9日(月)9時の予想結果です。主に西日本周辺の海域に台風のような熱帯じょう乱を予想しているものがあります。また本州付近に停滞する秋雨前線の降水域を予想しているメンバーもあります。場合によっては台風と秋雨前線のコラボにも注意が必要かもしれません。
アメリカ・ヨーロッパのアンサンブル予報結果は
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
アメリカ海洋大気庁の9月9日(月)におけるアンサンブル予報結果です。他のモデルと同様に日本付近へ熱帯じょう乱を北上させる予想が出ています。また秋雨前線とみられる雨域がかかっている予想もあります。
ヨーロッパモデル 来週に日本付近へ北上させるメンバーが
ヨーロッパ中期予報センター
ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予想の結果です。気象庁やアメリカの予報と同様に日本の南海上へ熱帯じょう乱を進めています。
気象庁の別モデル 別の熱帯じょう乱が沖縄周辺に北上?
また気象庁の台風進路予想とは別で日々の天気予報で使われている数値予報モデルの恵さん結果です。週末に別の熱帯じょう乱を沖縄方面へ北上させるデータもあります。
※台風に関する情報について最終的には気象庁が発表する情報を参考にしてください
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