宮崎市佐土原町下田島周辺では先月28日、突風が発生して農業用ハウスが倒壊するなど、少なくとも12戸の農家が被害を受けました。
河野知事は3日午前、佐土原町の現場を訪れ、きゅうりを生産する農業法人の社長の西岡征志郎さんから被害状況について説明を受けました。
西岡さんの農地は作付け前だったため、きゅうりの被害はありませんでしたが、資材などを保管するハウス1棟が全壊したほか、広さ10アールほどのハウス3棟で、合わせて200本程の骨組みが折れ曲がる被害が出たことなどを説明しました。
また、近隣の農地には突風で押しつぶされたハウスの骨組みがそのまま残っていて、西岡さんは「この地区では営農を諦めようと言う人もいる。竜巻は、局所的に壊滅的な被害をもたらすので被害は農家によって大きく異なる。県には個々の状況にあわせた支援策をお願いしたい」と訴えました。
これに対し河野知事は、「竜巻の猛威を改めて感じている。国や市町村、JAと一緒に営農を後押しできるような対策を考えていきたい」と述べました。
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