去年9月8日、千葉県や茨城県の太平洋側を中心に記録的な大雨となって浸水や土砂災害が相次ぎ、千葉県で2300棟余り、茨城県で1800棟余りの住宅に被害が出ました。

このうち千葉県では、一宮川流域で氾濫が発生し茂原市では広範囲が水につかるなどして、国や県が費用の一部を負担する「応急修理制度」を活用するなどして住宅の修繕が行われてきました。

千葉県によりますとこれまで309件の申請があり、応急的な工事が先月すべて完了するなど復旧は徐々に進んでいるということです。

また、川の氾濫を防ぐため、堤防のかさ上げや護岸の改修などの工事を進めていて、被害が大きかった一宮川では来年度までの完了を目指すとしています。

さらに、自治体と連携し田んぼに一時的に雨水をためて川への流入を防ぐ「田んぼダム」の拡大も図るなど水害対策をさらに進めることにしています。

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