国東市では、台風10号による大雨で市内の複数の河川が氾濫するなどし、県によりますと少なくとも60棟の住宅で床上浸水や床下浸水の被害が確認されています。
水につかった住宅はそのままにしておくと細菌やカビが繁殖しやすくなることから、市では9日、床上浸水の被害を受けた住宅10棟の消毒作業を行いました。
このうち近くを流れる竹田津川が氾濫した国東市国見町竹田津では、市の委託を受けた業者が7棟の住宅をまわり、専用の機材を使って床や壁などに霧状の薬剤を吹きかけていました。
住宅の消毒作業を受けた40代の男性は「家の前の道が川のようになっていて扉の隙間から水が入ってきた。泥の掃除が大変だった。消毒をしてもらいありがたいのひと言です」と話していました。
市では、今後も要請があれば床上浸水した住宅には消毒作業を、床下浸水した住宅には消毒用の消石灰の配付を行うことにしています。
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