台風13号が発生 14号もまもなく ３連休に沖縄方面へ影響か
１０日午後９時、気象庁は台風１３号が発生したと発表しました。マリアナ諸島付近にあった熱帯低気圧の中心付近の最大風速が17.2m/s以上となり、台風の基準に達したためです。
それでは台風１３号やまもなく１４号となる熱帯低気圧について気象庁やアメリカ・ヨーロッパの海外予報機関の進路予想も出そろってきました。各国の予想を見ていきましょう。
気象庁（JMA）
台風１３号
１０日２１時、マリアナ諸島の北緯１２度２０分、東経１４５度２５分において、熱帯低気圧が台風第１３号になりました。台風は１時間におよそ１５キロの速さで西北西へ進んでいます。
中心の気圧は９９８ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は１８メートル、最大瞬間風速は２５メートルで中心から半径２２０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風が吹いています。
来週にかけて日本付近では上空の高気圧がこの時期としては異例の強さとなっているため、台風は日本列島に向かって北には進めずに、高気圧の縁に沿って北西方向へと進むとみられます。３連休には沖縄周辺の海域へと達する見込みです。
【画像で確認】３連休の沖縄に影響か １６日（月）までの雨・風シミュレーション
台風１４号になる見込みの熱帯低気圧
アメリカ予報機関 台風13号を沖縄方面へ進み発達する予想
アメリカ海軍（JTWC）
アメリカ海軍もすでに台風１３号について進路予想を発表しています。気象庁と同じようなコースで沖縄方面へと進む予想となっています。最大風速をみると沖縄周辺の海域で最大風速が最も大きくなり発達させています。
ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です（１ノット＝約0.514m/s）。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。（アメリカ海軍（1分平均風速）の方が、気象庁（10分平均風速）よりも大きな値となります）
【画像で確認】３連休の沖縄に影響か １６日（月）までの雨・風シミュレーション
アメリカ海洋大気庁（NOAA）
台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
台風１３号
台風１３号は北西方向へと進み、沖縄方面から東シナ海へと進む予想となっています。その後は大陸方面へ進むか、進路を東寄りに変えるかはブレ幅が大きくなっています。
台風１４号になる見込みの熱帯低気圧
ヨーロッパモデルも台風１３号は沖縄方面へ
ヨーロッパ中期予報センターも台風１３号、１４号に関して進路予想を発表しています。
台風１３号
進路については気象庁やアメリカの予報機関と同様の傾向で沖縄周辺の海域へと進む予想が多くなっています。
台風１４号になる見込みの熱帯低気圧
【画像で確認】３連休の沖縄に影響か １６日（月）までの雨・風シミュレーション
さらに“別の熱帯じょう乱”が発生 次の３連休に北上の可能性も
台風１３号が沖縄方面を通過したあとに、日本の南の海上で確率が高くなっているエリアが現れ、別の熱帯じょう乱が発生する可能性を示しています。
この熱帯じょう乱は２１日以降の次の３連休に沖縄方面へと接近する可能性もあります。
【画像で確認】３連休の沖縄に影響か １６日（月）までの雨・風シミュレーション
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