ことし7月25日の夜遅く、山形県新庄市本合海で救助を求める通報を受けてパトカーで現場に向かっていた新庄警察署の巡査部長だった佐藤颯哉さん(29)と巡査長だった玉谷凌太さん(26)の同期2人が、氾濫した川の濁流にパトカーごと流されて死亡しました。

17日、山形市内で営まれた警察葬には、遺族や同僚、それに警察庁の幹部などおよそ350人が参列し、はじめに全員で黙とうをささげました。

そして、山形県警察本部の鈴木邦夫本部長が「前途有望な警察官であり、2人を失ってしまったことは誠に痛恨の極みだ。警察官としての使命を最後までまっとうした崇高な精神を語り継いでいく」と追悼の辞を述べました。

続いて、2人の同期の代表として永井涼さんが「県民の命を守るため、最後まで任務を全うした2人は同期生の誇りだ。2人の意思を受け継いで日々の職務に励んでいくので、どうか安らかにお休みください」と、ことばを詰まらせながら弔辞を述べました。

このあと、参列者が献花を行い、別れを惜しみました。

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