3連休は秋雨前線が本州に停滞 活動活発となり“警報級”大雨も

現在、沖縄付近に台風14号があり、また南シナ海には台風15号になると予想されている熱帯低気圧があります。

一方、秋雨前線は北日本付近にあります。東日本や西日本はこの時期としては異例に強い上空の高気圧に覆われていて、日中は晴れて猛暑となっているほか、午後は暖かく湿った空気が入っている影響で激しい雷雨となっています。

19日9時の予想天気図では南シナ海㋨熱帯低気圧は台風15号となる見込みです。さらに20日9時の予想天気図ではフィリピンの東の海上に新たに低圧部が発生する予想となっています。

3連休は本州付近の秋雨前線に暖かく湿った空気の流れ込み強まる

これまで異例の猛烈な残暑をもたらす一因となっていたこの時期としては強すぎる上空の高気圧ですが、週末になるとようやくピークをすぎてやや勢力を落とします。

北からは秋雨前線が東日本から西日本へと南下してきます。高気圧の縁を回って前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まる予想で、3連休はまとまった雨となる可能性があります。

気象庁は週間予報支援図の中の解説で、「21⽇から23⽇頃にかけて前線が本州付近を南下する。前線の活動の程度によっては北⽇本から⻄⽇本にかけて警報級の⼤⾬となるおそれがある。」としています。

22日(日)9時の降水予想 日米欧とも前線活動活発で大雨を予想

また、アンサンブル予報とは別のモデルの降水予想では、21日(土)後半から22日(日)にかけて、本州付近でまとまった雨となる可能性を示しています。

3連休は沖縄周辺に発生する可能性もある熱帯じょう乱や本州付近に停滞する秋雨前線の活動が活発となる影響で、場合によっては警報級の大雨となる地域も出てくる予想です。今後、地元の気象台が発表するかもしれない大雨に関する情報にご注意ください。

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