青空から夕焼けに変わるグラデーションの空に現れた『青い光の柱』…。9月18日夕方、熊本県八代市で幻想的な風景が撮影されました。

これは「薄明光線」という気象現象。雲の間から太陽の光が漏れて光線が放射状に広がる現象で、『天使のはしご』とも呼ばれます。

どのような仕組みで起きる現象なのでしょうか?

上下逆さま?青い光の仕組み

よく見られる「薄明光線」は、広く雲がかかった空で雲の切れ間から太陽の光の筋が上から下に降り注ぐ光景です。今回は、その上下が反対になっています。

今回のケースは夕方の時間帯で太陽が低い位置にありました。さらに雲の間から太陽の光が漏れていく中で一部分だけ影ができたため、そこが青く見えたと考えられます。

薄明光線は積乱雲など厚みのある雲があると、よりはっきり見えるので、夏のような雲があると綺麗に現れやすいです。

つまり…9月も半ばですが、この日は「夏のような雲」があったので、くっきりとした青い柱が見えたのではないでしょうか。

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