気象庁によりますと日本海側付近に前線を伴った低気圧があり、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東北の日本海側や新潟県を中心に大気の状態が非常に不安定になり雨雲が発達しています。

20日午前6時までの1時間には山形県酒田市で55.5ミリ、秋田県由利本荘市東由利で51ミリの非常に激しい雨を観測しました。

秋田県沿岸に線状降水帯が発生 「顕著な大雨に関する情報」発表

気象庁は20日午前5時47分、秋田県沿岸に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、厳重に警戒するとともに、安全を確保するよう呼びかけています。

午前5時までの1時間には秋田空港で58.5ミリの非常に激しい雨が、秋田市雄和で44ミリの激しい雨が降りました。

これまでの雨で秋田県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

気象庁 「土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を」

21日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽東北と新潟県で150ミリ
▽北陸で80ミリで

22日朝までの24時間には
▽東北と新潟県で120ミリ
▽北陸で100ミリと予想されています。

また、その後は西日本の日本海側でも大雨が降る見込みです。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

今回、前線がとどまる期間が長く、湿った空気の流れ込みも強まることから、ふだん雨の少ない日本海側で雨量が増えるおそれがあります。

3連休も控え、移動を考えている人も多いと思いますが、最新の気象情報に注意するようにしてください。

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