輪島 トンネル付近で土砂崩れ 作業員3人行方不明 夜は捜索中断
21日午後5時半ごろに撮影した映像では道路に茶色く濁った水が激しい勢いで流れ、現場にいる人たちのひざのあたりまで水につかっている様子が確認できます。
男性は道路の安全管理のカメラを設置するため、トンネルの近くにいたということで、NHKの電話インタビューに対して、「現場近くではきのう未明から豪雨と落雷がひどかった。午前9時か9時半ごろだったと思うが、谷のようになった場所に道路があるため茶色く濁った水が流れてきた。これは危ないということで道路の復旧作業をしていた作業員の方もトンネルの中に避難してきていた」と振り返りました。
そのうえで、「あちこちから土砂が流れてくる土石流と言っていい状態で、土砂は北側の出口からトンネルの真ん中付近まで流れ込み、北側は完全に通れなくなった。う回路も全て通れなくなってしまい、トンネルの中での避難を続けていた」と当時の状況を語りました。
そして、21日夕方、消防が救助に来て下山することになったということで、「消防の方から暗くなる前に全員下山してくださいとの指示があった。トンネル付近の水の量はきのう午前10時ごろがピークで、夕方にはなんとか歩ける状態になっていたが、それでも道路に濁流のような流れの速い水が流れていた。上がってきた時と景色が全く変わっていて、途中、電柱が倒れていたり、木が倒れていたりして、それをすり抜けながらギリギリで下山できた状態だった」と話していました。
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