このうち、21日起きた土砂崩れで作業員など4人と連絡が取れなくなっていた「中屋トンネル」の周辺では、22日午後、捜索でおよそ10人が救助されましたが、このうち男性2人が死亡しました。
また、町野町では21日、高齢の女性2人が土砂が流れ込んだ住宅と田んぼでそれぞれ見つかり、その後死亡が確認されたということです。
さらに22日、塚田川の下流付近では救助された男性の死亡が確認されていましたが、消防はこの男性についても大雨との関連があるとみています。
これで石川県内での死者は6人になりました。
孤立集落115か所 断水も 影響の長期化懸念
今回の記録的な大雨で石川県内では土砂崩れなどで行き来できない孤立集落が115か所にのぼるなど、大きな影響が出ています。
石川県によりますと道路の土砂崩れなどで行き来できない孤立集落は、輪島市、珠洲市、能登町のあわせて115か所にのぼっていて、県が食料や物資の状況について確認を進めています。
生活への影響も広がっています。
停電によるポンプの停止や水道管の破損による断水が相次ぎ、22日午後4時の時点で珠洲市では1738戸で、能登町では一部の仮設住宅で水道が使えなくなっています。
輪島市でも状況を調査していますが、市長によりますと全世帯の6割にあたるおよそ6200戸で断水しているということで、輪島市と珠洲市では22日から給水車が活動しています。
能登半島地震からの復興のさなかに起きた被害に影響の長期化が懸念されています。
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