石川県によりますと、今回の大雨で輪島市と珠洲市にある仮設住宅の団地、合わせて90か所のうち、6か所では複数の部屋が床上まで水につかる被害が出ました。
このうち輪島市にある4か所は、ハザードマップなどの洪水の浸水想定区域か、土砂災害警戒区域のいずれかに該当するということです。
こうした浸水や土砂災害のリスクがある場所に建設された仮設住宅の団地は、県内に合わせて74か所あるということで、県はその理由について、平地が少ないことなどから自治体による用地の確保が難しかったと説明しています。
その上で、自治体に対し、浸水などのリスクや避難経路などの情報を入居者に提供するよう要請していたとしています。
輪島市と珠洲市によりますと、こうした仮設住宅の入居者には、説明会などを通じて浸水のリスクなどを事前に伝え、災害時は早めに避難するよう呼びかけていて、今のところ人的な被害の報告はないということです。
一方、馳知事は22日、報道陣の取材に対し「今回、避難誘導などがどれだけできたのかについては検証する必要がある」と述べ、被害の把握を進めるとともに、今後の対応について検討する考えを示しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。