石川県の能登地方では、今月21日から22日にかけて大雨の特別警報が出されて記録的な大雨となり、警察や消防などによりますと、輪島市で6人、珠洲市で2人のあわせて8人が死亡しました。
このうち、珠洲市の土砂崩れの現場では、24日、捜索にあたる警察や消防が土砂の中から1人を見つけましたが、その後、死亡が確認されました。警察が身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。
また、県が災害に巻き込まれたおそれがあり、行方がわかっていないとしているのは、能登町で1人、珠洲市で1人のあわせて2人です。
さらに県は、行方不明者とは別に、輪島市と珠洲市で男女あわせて5人について、連絡が取れず安否が分かっていないとして氏名などを公表しています。
警察や消防などは、25日も氾濫した川の下流などで捜索を続けることにしています。
8人死亡 詳細は
警察や消防などによりますと、今回の大雨の影響で石川県内ではこれまでに8人が死亡しました。
輪島市
輪島市では6人の死亡が確認されています。
今月21日の土砂崩れで作業員など4人と連絡が取れなくなっていた「中屋トンネル」の周辺では、今月22日に10人が救助されましたが、このうち、トンネル工事の作業員の50代の男性が土砂とともに流れてきたコンテナに巻き込まれて死亡したほか、トンネル近くに住んでいた80代の男性が土砂崩れに巻き込まれて死亡しました。
輪島市町野町では80代の女性が自宅に土砂が流れ込んできて死亡したほか、別の80代の女性は川に流されて死亡したということです。
また、80代の男性は川に流されて近所の人などに救助され、避難所に避難していましたが、その後、容体が急変し、搬送先の病院で死亡しました。
輪島市の久手川町を流れる塚田川の下流付近では、別の80代の男性が大量の流木とともに見つかり、死亡が確認されたということです。
珠洲市
珠洲市では2人の死亡が確認されました。
若山町広栗の住宅が土砂に巻き込まれて70代の男性が死亡したほか、大谷町の土砂崩れの現場では、24日、1人が見つかり、死亡が確認されたということです。警察などが身元の確認を進めています。
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