伊勢湾台風は65年前の昭和34年9月26日に東海地方を直撃し、大規模な高潮や洪水で愛知県や三重県を中心に5098人の死者・行方不明者を出し、台風の災害としては明治以降、最悪の被害となりました。

このうち、当時の人口の3割以上にあたる53万人余りが被災し、1851人の死者・行方不明者が出た名古屋市では、26日に千種区の高台にある平和公園で慰霊祭が行われました。

慰霊祭には、河村市長をはじめ市の幹部など20人余りが出席し、1分間の黙とうをしたあと1人ずつ花を手向けて犠牲となった人を悼み、伊勢湾台風の教訓を風化させないことを誓いました。

慰霊祭のあと河村市長は記者団に対して「自分自身も伊勢湾台風で被災したが、あれから65年もたったのかと改めて思った。このような被害をなんとか繰り返さないようにしないといけないという使命を感じている」と述べました。

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