アメリカでは先週26日、ハリケーン「ヘリーン」が上陸し南部のノースカロライナ州やジョージア州などで大規模な洪水や土砂崩れが相次ぎました。

ハリケーンはその後、熱帯低気圧に変わりましたが、各地で被害が拡大し、CNNテレビによりますと亡くなった人の数はこれまでに少なくとも128人に上っているということです。

バイデン大統領は30日ホワイトハウスで演説し、今も600人と連絡が取れず安否が確認できていないという情報があるとしたうえで「地域社会は打撃を受け、大切な人の無事を心配しながら待っている人々がいる」と述べました。

そして「私たちは、必要なかぎり、被災者と一緒にいると伝えたい」と述べて、近く被災地を訪問するとともに支援に全力を挙げる考えを強調しました。

また、11月の大統領選挙で政権奪還を目指すトランプ前大統領は30日、南部ジョージア州の被災地を訪れました。

トランプ氏は記者団に対し、大統領選挙で自身を支持する実業家のイーロン・マスク氏と、通信手段が途絶えている地域で、マスク氏がCEOを務めるスペースX社の衛星通信網「スターリンク」のサービスを提供できないか、協議したと明らかにしました。

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