「トロッコ電車」の愛称で知られる富山県黒部市の黒部峡谷鉄道は、能登半島地震で落石の被害を受けた橋の復旧工事が来シーズンにずれ込む見通しとなっていて、現在は始発の宇奈月駅と工事関係者専用の猫又駅の間で往復運転を行っています。
紅葉のシーズンを前に渓谷の風景をゆっくり楽しんでもらおうと、鉄道会社は猫又駅に一般の乗客用の臨時ホームを設置し、3日、メディア向けの内見会が開かれました。
ホームの長さは100メートルで、展望台や写真の撮影スポットも設置されています。
鉄道会社は5日から全線開通までの間、この臨時ホームを利用してもらうことにしています。
黒部峡谷鉄道営業部の谷本悟チーフマネジャーは「今しか見ることができない猫又駅周辺の景観をぜひ楽しんでほしい」と話していました。
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